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「自助論」のご紹介

自己紹介

・@sawai_hiroakiです。
・創業から4ヶ月のxxx株式会社(エイジィと読みます)で制作チームのマネジメント業務と開発業務に従事しています。

本稿で書くこと

・今回の記事では、「自助論」という書籍を紹介します。
・自助論とは、スマイルズ著の成功伝集で、欧米人の成功談を集めたものです。
・「天は自ら助くる者を助く」という格言が有名です。
・明治の日本で発売され、100万部売れ、若者に影響を与えたそうです。
・最近、サッカーの本田圭佑選手が感銘を受けたと言っています。
・自助論の中から私が好きな言葉を抜粋して紹介します。

自助の精神とは 「天は自らを助くるものを助く」

「自助の精神は、人間が真の成長を遂げるための礎である。」
「自助の精神が多くの人々の生活に根づくなら、それは活力にあふれた強い国家を築く原動力となる。」
「われわれ一人一人が勤勉に働き、活力と正直な心を失わない限り、社会は進歩する。反対に、怠惰とエゴイズム、悪徳が国民の間にはびこれば社会は荒廃する。」
「人間や無知がエゴイズムや悪徳の束縛から逃れられるかどうかは、ひとえにその人間の人格にかかっている。そして、一人一人の人格の向上こそが、社会の安全と国の進歩の確たる保証となる。」

苦難が人間を立ち上がらせる

「安楽で贅沢三昧の生活は、苦難を乗り越える力を与えてはくれない。」
「最高の教育には富や安定が不可欠だなどという説がまちがっている。」
「ハリのない生活にひたっていれば、活力に満ちた実り多い人生を送ろうという意欲を失ってしまう。」
「この意味で、貧苦は決して不幸ではない。」

忍耐の大切さ

「どんなに高尚な学問を追究する際にも、常識や集中力、勤勉、忍耐のような資質がいちばん役に立つ。」
「毎日時間を決めて学問に打ち込んでいるうちに、それが習慣として身につく。」
「一日一時間でいいから、無為に過ごしている時間を何か有益な目的のために向けてみよう。そうすれば、平凡な人間でも学問の一つくらいはマスターできる。」
「成長は無知の知からはじまる。ニュートンは『目の前には手も触れられていない真理の大海原が横たわっているが、私はその浜辺で貝殻を拾い集めているにすぎない』と語った。」

人生の転機を生かす

「人を助けるのは偶然の力ではなく、確固とした目標に向かってねばり強く勤勉に歩んでいこうとする姿勢である。」
「意思薄弱で怠惰な人間、目的もなくぶらぶらしている人間には、どんな幸運も意味をもたない。彼らは、目の前をまたとないチャンスが通りすぎても、その意味がわからずぼんやりと見逃すだけである。」

「ただの人」で終わる人、ついに頭角を露わす人

「幼くして神童と呼ばれても、その後才能をみがくのを怠り、結局は『ただの人』に成り果てた者も多い。」
「たとえ一歩でも今日前進することが大事」

“自学自習”で勝ち取った知識は応用がきく

「学校教育は、真の教育のほんの手始めにすぎない。精神を鍛え勉強の習慣をつけるという意味での価値がある。」
「勉強も努力もせず手軽に知識を得る方法があったにせよ、頭に断片的な知識を詰め込むことはできても、精神を豊かにするには至らない。」
「他人から押しつけられた教育は、自分で熱心に努力して得たものほど身につかない。自らの汗と涙で勝ち取った知識だけが、完全に自分の所有物となる。」
「自尊心という気高い理念に支えられた人間は、決して官能におぼれて身をけがしたり、卑屈な考えで心を汚したりはしない。」

空高く飛ぼうとしない精神は、やがて地に堕ちる

「生活と思考に高い規準を設けて暮らす人間は、確実に進歩向上する。最高の成果を求めようと努力すれば、誰でも最初の出発点よりはるかに前進できる。」
「快活さを失わず仕事に打ち込んだひとの話は、有意義であり影響力も大きい。」
「希望に燃えている人の心は、健全で幸福そのものである。自分が快活に仕事に挑むと同時に他人の意欲をもかき立てる。」

人間の価値を決める「弱者への思いやり」

「真の人格者であるかどうかを計るものさしはたくさんある。中でも間違いない方法は、その人間が目下の者にどうふるまうかを見ることだ。」
「分別と寛容と思いやりを発揮できるかどうかが、その人の人格を推しはかる目安となる。」

まとめ

「自助論」は、大英帝国が世界に君臨する帝国だった時代に書かれたもので、その後イギリスの勢いが衰えたのは、自助の心を持つ国民が減ったからだという指摘があります。(ナショナリズムの高まりによる植民地の独立の影響も大きいとは思いますが。)
現代の日本でも似たような課題が起きつつあると思うことがあり、この書籍を紹介しました。もし興味を持たれたらご一読をお薦めします。

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